第13回あぐりスクール全国サミットinJAたじま
2017年7月28日(金)~29日(土)、兵庫県JAたじまにおいて第13回あぐりスクール全国サミットinJAたじま(主催:あぐりスクール全国サミット実行委員会、共催:兵庫県農協中央会、後援:豊岡市、事務局家の光協会)が開催され、二日目のあぐりスクール現地視察において「田んぼの生きもの調査」をお手伝いしました。「あぐりスクール」とはJAが地元の小学生を対象に、食=農=環境のことを知ってもらうための自主的な取り組みです。野菜の植付け、収穫体験や水田での田植え、稲刈り体験はもとより、JAの直売店舗での買い物から料理教室までなど農業をとりまく様々な経験をJAの若手職員を先生にして体験してもらうプログラムです。全国から集まった各あぐりスクール担当が見守るなか、地元小学生14人に参加してもらっての「生きもの調査」です。講師は我々全農SRグループと豊岡市コウノトリ共生課にて合同で務めさせていただきました。7月末は普通は当然ながら「中干し」(田の水を抜いて酸素を入れ根の張りを良くする)を行いますが、この田んぼは今日のために特別に水を張ったままにしてありました。皆の注目するなかで、4班に分かれた子どもたちは横一線に並び田んぼに入りました。出穂期を前にしてかなり稲も伸びていること、コナギがかなり茂っているためキンギョ網を入れても捕りにくい様子でしたが、生きものを捕獲し、テントに戻ってバットにあけました。かなりの暑さも想定し事務局ではテントを用意、その中でポケット図鑑を見つつ各班ごとに名前を調べました。捕れた生きものにはマルガタゲンゴロウやコガムシ、コオイムシなど。夏になったこともあり大きなショウリョウバッタも見つかりました。今回の「公開スクール」を通じて「田んぼの生きもの調査」を採用するあぐりスクールJAが増えることを願っています。